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2017年06月13日 (火) | 編集 |
相変わらず、長いタイトルになりました。
すでに同じタイトルで2013年初版を編著し、公益社団法人米穀安定供給確保支援機構が発行しています。全国中、栄養・食関連の大学延265校の15700名ほど(2010~2016年)の体験セミナーでワークブックとして活用されてきた冊子の増補改訂版です。

テキスト最終稿(170601)


親本(?)にあたる「3・1・2弁当箱ダイエット法」(足立己幸・針谷順子著、群羊社、2004年)のエキスを抽出した自己学習版で、大学生や教員と多くの栄養・食関係者に活用されてきました。
今回、日本食品標準成分表七訂によるデーター改定を機に、初版利用者から寄せられた質問やニーズに応えつつ、多様な展開も夢見つつ、積極的な加筆・修正をした次第です。

16ページの小冊子(以下、本冊子)ですが、内容構成は以下の流れです。
主要な理論やデーターについて、可能な範囲で根拠となる基本的文献・資料名を添え、使う人がそれぞれの要求に合わせて深い学習ができるように工夫をしました。

①「3・1・2弁当箱法」の基盤・母体である「料理選択型栄養・食教育」とその核料理としての「主食・主菜・副菜とその組み合わせ」のコンセプトや定義
②「3・1・2弁当箱法」のコンセプトと実行のための「5つのルール」、その具体的な実施上のポイントや評価法と根拠
③食事づくり行動のPDCAやグループワーク理論から有用とされている体験型学習のプログラム例とワークシート
④冊子で取り上げてきたモデルメニューについて食事・料理・食材・栄養素の4階層からみたバランス評価、等。

上記の流れは、活用する人びとの学習ニーズや学習環境で様々な展開が可能です。
実は、早速に農水省消費者行政・食育課で全国食育の施策や普及を担当するメンバーたちが、6月19日からの「弁当の日」(農水省「消費者の部屋」で展示等開催)の取り組みの一環として「3・1・2弁当箱法」のミニ研修会をされることになり、私と本冊子のメニュー開発と調理を担当した針谷順子が学習支援をさせていただきました。
6月初旬の水曜日18時30分から1時間の予定で、(水道も熱源もない)会議室でしたので、いろいろの工夫をしました。

○参加者各自が、事前に本冊子を通読し、内容の全体理解と、ルール1(年齢、健康状態等に合わせたマイサイズの弁当箱の大きさを決める)をイメージトレーニングする。
○自分が食べたい(またはいつも食べている、または理想と考える)1食を持参する(コンビニやスーパー弁当等市販弁当でよい。結果全員が市販弁当でした)
○ミニ研修会実施の世話役は、不足が予想される料理(ごはん、副菜料理等)、料理を弁当箱に盛り合わせるために必要な調理道具(箸、しゃもじ、日常的に使っている椀や皿等も)、衛生面確保の手洗い用品、ボールに水や布巾、研修プロセスや出来上がりの“作品”を記録するカメラ等の準備をする。

◎開始時間に全員が集合したので、私が準備した「ミニ体験研修:「3・1・2弁当箱法」による1食づくりスケジュール」を全員で共有し、開始しました。

①全体の研修スケジュールの確認と、各自の本日の研修目的やゴールの確認
②本冊子を使って、「3・1・2弁当箱法」を基礎にする食事法のコンセプト、基礎となった料理選択型栄養・食教育、その核料理としての「主食・主菜・副菜を組み合わせる」の意味や効果等のミニレクチャー
③「5つのルール」のポイント説明
④各自が持参した1食をマイボックスに盛り直して、適量とバランスチェック。結果を全員で一回りして共有
⑤予備の料理を使って、「5つのルール」をふまえ、自分らしさを発揮して「適量で、バランスの良い、おいしい1食」をつくる本番実習(この間、足立、針谷が個別に質問やアドバイスをさせていただく)。できあがった“作品”を一回りして喜びや課題の共有
⑥針谷実習講師が、コンビニ弁当の料理をベースに「5つのルール」を再度説明しながら「1食」に仕立てるプロセスを見て、感嘆し、自己反省や希望発見をする。④の内容を一部修正する人もあり。
⑦共食。味わって食べるセルフチェックや情報交換。個人的な健康管理やライフスタイルへの反省や互いの忠告も飛び交い、楽しい共食になりました。
⑧上記①の研修ゴールの自己評価をし、次の課題を心に秘めて解散
でした。
終始、感嘆詞が飛び交う中、ハイライトは④だったことを申し添えます。

「弁当の日」の展示が始まりました。会場で本冊子を自由に持ち帰ることができます。
他の弁当をめぐる個性的な活動事例も多く紹介されていますので、ぜひ会場へ。

消費者の部屋常設展示

●NPO法人食生態学実践フォーラムのHPで「3・1・2弁当箱法」の基本紹介