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2010年09月14日 (火) | 編集 |
私が代表をさせていただいているAIN(味の素「食と健康」からの国際協力ネットワーク)は企業の特徴を存分に発揮しつつ、企業の枠を乗り越えて、生活者主体の食や健康をどう育てるかという難題に挑戦し、10年目を迎えています。

今年のフォーラムではユニセフソマリア支援センター保健・栄養・水衛生部長に着任された国井修博士の「世界の栄養問題とCSR」を基調講演として、AINの活動支援を得て地域活動を進めてきた事例報告等を共有しながら、標記の課題を討論します。

難題ですが、国内外のさまざまなサイズの食育活動の基本課題に、いつもとは異なる視点での討論に期待が寄せられています。

ぜひ参加を!
今、2011年度のAIN支援事業の公募も始まりました。

「食と健康」社会貢献フォーラム2010_味の素-1

「食と健康」社会貢献フォーラム2010_味の素-2





2010年09月08日 (水) | 編集 |
伝統的な食生活で育まれてきた“健康な肥満”のトンガ離島成人の体格の変化に関する研究の一部が「アジア・環太平洋臨床栄養学会誌」に掲載されています。

1976年からずーっと、私たち食生態学研究のかけがいのないフィールドとなってきた南太平洋トンガ王国で、住民たちの協力で進めてきた「栄養・健康・食生活・生活・食環境の関連に関する食生態学研究」の一端が、ウェブサイトでも公表されています。

1970年代後半から2000年代にかけての変化を追った分析で、食環境変化の著しい都市地区は1970年代後半ですでにBMI30以上の男性が52.1%を占め、その後漸増で2001年には58.6%になっているのに対し、伝統的な食事・健康法を維持していた離島地区は24.5%だったのが、55.5%と急増し、都市部にほぼ追いついている、後追いのスピードの速さという、驚くべき事実があらわになりました。

1970年代調査では、体重や身長の計測経験のない住民たちとさまざまの工夫をしながらの測定結果です。
さらに当時は体格指標でBMIの概念がありませんでしたから、今回は初期データの再解析から始めたのでした。
前後左右の4枚の体格写真を撮らせていただいていましたし、一人ひとりの顔や体型が、汚染されていない美しい南太平洋の海と空色を背景にして思い出されます。

貴重なデータの積み重ねに協力してくださった多くの方々に感謝しつつ。


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